'17 「利尻島・礼文島 [11景] 夏の花物語(3) イバイチの
旅のつれづれ


  利尻島・礼文島 [11景] 夏の花物語
    (平成29年7月26日~7月28日)

   7月28日(木)

    第3日目 ⑨ 桃台猫台展望台-
     ⑩ 地蔵岩-礼文島から利尻島へ
     - ⑪ 富士野園地- 利尻空港-
     新千歳空港-羽田空港- 帰着
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第3日目 ⑨ 桃台猫台展望台 - ⑩ 地蔵岩 - 礼文島から利尻島へ -

      ⑪ 富士野園地- 利尻空港 - 新千歳空港 - 羽田空港 - 帰着

 昨日のバスガイドの説明によると、利尻島は海底火山の噴火により形成された火山島なので、掘削して温泉が湧き出たのはごく自然なことなのだが、礼文島は大陸と地続きだったものが、温暖化により周囲が沈んで、礼文島が残ったということである。

 そのため礼文島は島全体が堆積岩で出来ていて固い地盤でもあるので、「利尻は掘っても礼文は掘るな」と言われていたそうである。ところが島の有力者がそんなことはないだろうという言って私財を3億円ポンと出し、その資金で掘ったところ温泉が湧きだしたという話だった。

 しかしこのさいはての島で、3億円も出せるような資産家が居るのかと思い帰宅してから調べたら2005年に現町長が町長選で公約に温泉掘削を掲げて当選し、プロジェクトチームを立ち上げて作業を進め、2008年末に温泉を掘り当てたということだそうである。現在はレブンウスユキソウにちなんで名付けられた日帰り温泉施設「うすゆきの湯」があり、また三井観光ホテルを含む付近のホテルに温泉を供給している。(写真は三井観光ホテルの礼文温泉)

 それはさて置き、最終日の7月28日朝の天気はまだ晴れていたが、香深港から望む利尻岳は、ガスが薄くかかりぼんやりとしか見えなかった。今日はホテルのある島の東側の海辺から最近完成した新桃岩トンネルを通り西側の海辺に行き、昨日ミニハイクで訪れた桃岩を海岸近くにある桃台猫台展望台から仰ぎ見るコースを進む。(写真は香深港からの朝の利尻岳)


 ⑨ 桃台猫台展望台は南側の海岸に猫岩という猫が水平線の方を眺めている形の岩と直ぐ近くに仰ぎ見る桃岩、及び北側の元地海岸にある地蔵さんが手を合わせている様に見える地蔵岩が展望できるという場所である。桃岩は高さ250m、幅最大300mある巨岩で、周囲の丘陵から飛び出しているように見える。(写真は展望台の写真入り案内盤、猫岩方面、猫岩、桃岩、地蔵岩方面)

 桃台猫台展望台から北上して次の ⑩ 地蔵岩に向かう。地蔵菩薩が合掌しているというのだが、どうもそれらしくは見えない。この付近はウニの産地でウニの作業場がある。ウニにはムラサキウニとバフンウニがあるが礼文のエゾバフンウニは最高のウニと言われているらしい。最高級の利尻昆布を食べているからだそうだ。(写真は地蔵岩の標示、地蔵岩、ムラサキウニとバフンウニ、バフンウニを取り出す作業場2景)

地蔵岩に行く道筋に沿ってハマベンケイソウがたくさん咲いていた。
この元地海岸はメノウ浜ともいわれ、現在でも観光客が30分程度で、豆粒のようなメノウが幾つか見つかるというので、探している女性客が多かった。売店では小石程度のメノウを売っていた。この辺の浜ではこんな大きなメノウはもう無いそうだ。(写真はハマベンケイソウ2景、メノウ浜、売っているメノウ)

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 香深港に戻り、10時25分発の利尻島沓形港行のポレアース宗谷号に乗船する。天候は悪化の方向で、礼文島は出港してすぐにガスに隠れてしまった。礼文島のフェリポートは香深港だけだが、利尻島には鴛泊港と沓形港の2つのフェリポートがある。昨日乗船したのは鴛泊港だったが、今日は沓形港で降りることになる。
 沓形港は初日に宿泊した利尻ホテルの近くで、翌朝散策した沓形岬公園の灯台が見えた。乗船時間は行く時より5分短い40分だった。(写真は乗船するポレアース宗谷号、海上からの礼文島、利尻島沓形港の灯台)

 沓形港は曇りで利尻岳は雲の中で見えない。港近くの「かもめ食堂」で最後の昼食である。店主が漁師も兼ねていてウニ漁についての説明があり、取り立てだというおいしいウニ料理がいろいろ出た。食事中に雨が降り出したがしばらくして小止みになり、利尻岳もうっすらと姿を現した。(写真はかもめ食堂外観、ウニ料理、沓形港からの雨の中の利尻岳)
 
 午後は最後の景勝地 ⑪ 富士野園地に行く。ここは利尻島の北端に位置しており礼文島が比較的大きく望める地点である。駐車場脇に「北のカナリアたちロケ地」の標識が建っている。利尻岳をバックに、エゾカンゾウが咲き乱れるこの園地で、吉永小百合と子供たちが歩きながら歌った場所だそうである。(写真は富士野園地の表示板、「北のカナリアたちロケ地」の標識、駐車場からの利尻岳)

 エゾカンゾウは霧ヶ峰のニッコウキスゲのような黄色い花が高原一面に咲いている景色を思い浮かべて期待してきたのだが、全然見当たらず添乗員に問い合わせたら、今年は2週間ほど前に終わってしまったと言われまったく残念だった。もっとも霧ヶ峰のニッコウキスゲも素晴らしい満開の時に出会ったのは3回目に訪れた時だったので、仕方がないかとも思った。

 遊歩道を進むとポンモシリ島という標識があり柵越しに島が見えた。ポンモシリ島とはアイヌ語で小さい島ということで、海鳥の繁殖地として特別地域に指定されている。ポンモシリの海岸の東側に小高い岬があるが、「夕日ヶ丘展望台」といって夕陽を眺めるには絶好の場所だそうである。(写真はポンモシリ島の標識、ポンモシリ島、ポンモシリ島の解説板、夕日ヶ丘展望台)

 遊歩道は展望台に続きそこから利尻岳を撮る。北側には礼文島が間近に眺められる。
 展望台には平成26年に「グレートトラバス日本百名山一筆書き」として4月1日に屋久島宮之浦岳を登頂してから10月26日に利尻岳に登り、日本百名山を人力(海上はカヤック)だけで走破したアドベンチャーレーサー田中陽希の達成記念プレートが翌平成27年に設置されている。(写真は富士野園地展望台からの利尻岳、展望台からの礼文島、「グレートトラバス日本百名山一筆書き」の記念プレート)

 園地内にはまだたくさんの花が咲いていた。チシマフウロ、キタノコギリソウ、などなど(写真はチシマフウロ、キタノコギリソウ、園地内の花2景)


 富士野園地を最後に利尻空港に行く。その間雨が降ったりやんだりの天気だった。今回は快晴の利尻空港に降り、雨の利尻空港を離れることになった。(写真は利尻空港と利尻岳2景)



 しかし予定された11か所の景勝地と、それプラス予定外の沓形岬公園を含め12か所の景勝地をすべて巡ることが出来、ほぼ満足できた旅だった。

 期待していたエゾカンゾウやレブンウスユキソウの大集落は見られなかったが、3日間利尻富士が眺められ、ウニをはじめ豊富な海の幸を味わうことが出来たのは幸せだった。花ガイドは勿論だが、一般バスガイド、現地添乗員の高山植物に対する知識も豊富で、花ガイドが居ない景勝地でもいろいろ教えて貰い、有難かった。

 利尻空港14:35発のANA4930便は、予定通り新千歳空港に15:25に到着した。
乗り継ぎ時間を利用して家族への土産を買い求め、17:00発のANA72便で羽田空港に18:35に到着し、今回の旅は終わった。


  (この項終わり)


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