真集(フォトブック)追加その2

 2023年3月18日 (日)
 、23年3月になりやっと春めいてきたので、2月と3月に作成した写真集(フォトブック)を紹介する。

(1)甲州の桜と信州高遠及び諏訪の桜

①山高神代桜
平成21年山梨の桜を観に行った。最初は三春の滝桜、根尾谷の薄墨桜と共に日本の3大桜といわれる北杜市の山高神代桜である。

 3大桜は大正11年に桜として初めて国の天然記念物に同時に指定されている。その中でも山高神代桜は樹齢2000年といわれるエドヒガンの古木である。

因みに、薄墨桜は樹齢1500年のエドヒガン、滝桜は樹齢1000年の紅枝垂れである。
 神代桜の咲く頃は、遠景に雪をかぶった南ア甲斐駒から鳳凰三山への山々が連なり、晴れていれば紺碧の空をバックに、純白のスカイラインを見せてくれる。(下の写真は南アルプスの山々、神代桜2景)









②大法師公園の桜 
 鰍沢(かじかざわ)町にある大法師公園は日本さくら名所百選に選ばれている桜の名所である。ここには山の斜面と山頂近くにソメイヨシノが2000本植えられており、それ以外にも色が濃いしだれ桜もあり、彩りを添えている。山頂の展望テラスから眺めると満開の桜の上に、富士が思いがけず大きな姿を見せ、更に花を添えていた。
  

③わに塚の桜
 韮崎市に、わに塚の桜(表紙の写真)という樹齢300年のエドヒガンの巨木がある・その見事な樹形から郵政省のサクラメールポスターに採用されたとかで、最近とみに有名になった。近くには甲斐武田の氏神である武田八幡神社がある。わに塚の桜の背景には八ケ岳連峰が雪を頂いている姿が望める。







                             

④神田(しんでん)の大糸桜
 小淵沢駅の近くに樹齢400年というエドヒガンの巨木がある。
この桜はバックに八ヶ岳連峰があり晴れていれば素晴らしい眺めになるのだが、八ケ岳が晴れている時は桜がまだ咲いておらず、桜が咲いた時は八ケ岳は雲に隠れており、満足できる写真は撮れていなかった。.(下の写真は満開の時の桜2景とまだ咲く前の桜)








⑤清春芸術村の桜
 北杜市長坂にある清春芸術村に行く。ここには武者小路実篤や志賀直哉などの白樺派と呼ばれた作家たちが構想して建設された清春芸術村があり、またパリのモンパルナスにある円形のアトリエ「ラ・リュ-シュを摸して造られた集合アトリエがある。さらに旧小学校跡地に植えられた桜が「清春の桜群」として山梨県の天然記念物に指定されており、桜の頃は素晴らしい景観を見せる。


(2)高遠城址公園の桜 

伊那の高遠城は明治8年に城址公園になったが、その頃植えられた桜は現在樹齢130年の古木になり、その後植えられた桜を含めると1500本に増え、タカトウコザクラと命名され長野県天然記念物になっている。
 西側の本丸の方に進むと一番の観光スポットである桜雲橋がある。その先には問屋門という門があり橋を覆ううように間近に桜が見られ何時も混雑している場所である。橋の近くには左右に池があり、桜が照り映えて美しく輝いている。








問屋門をくぐると本丸に入る。堀の上の台地には思い思いにシートを広げた家族連れなどが桜を観ながら飲食を楽しんでいる。
 本丸の満開の桜を眺めながら南郭(くるわ)の白兎橋に向かう、この橋からは桜の間に中央アルプスの山々が臨める場所で、何時も混み合っている。(下の写真は問屋門付近と白兎橋からの桜の眺め)











(3)諏訪の桜

①高島城の桜
諏訪湖の高島城に行く。この城は約400年前に諏訪湖畔に築城されあたかも湖水に浮かんでいるように見えるため、「諏訪の浮城」と呼ばれていた。明治初めに城は破却されたが昭和45年に天守などが復元されて現在は高島公園になっている。ここには約100本のソメイヨシノがあり天守閣とのコントラストが良く、天守の外壁を支える石垣がお堀に映ってよい景観を形造っている。











②水月公園
諏訪大社秋宮近くの水月公園も桜の名所で、ソメイヨシノを中心に、彼岸桜、しだれ桜、八重桜など約600本の桜がある。水月公園は高台にあるため、諏訪湖が一望できる景勝地である。(下の写真)



(この項目終わり)

top↑

        Home