折々の記(その2)-JET STREAM audioのこと)       2023年5月27日 (金)

 1.初めに
 昨2022年(令和4年)10月に、朝日新聞にユーキャンからとしてジェットストリームの広告が出ていた。
 FMのラジオ番組「ジェットストリーム」は初代パーソナリティ城達也の語りによって人気を得、1967年の放送開始以来現在まで続く長寿番組であり、現在のパーソナリティは福山雅治である。
 深夜0時から始まるジェット機の音、そして「ミスタロンリー]のBGMではじまる「ジェットストリーム」は当時から大きな反響を呼んだことは、深夜放送を聴かない小生でも知っていた。

 小生の音楽との付き合いは高校時代に、音楽好きの同窓の友人4名とメンデルスゾーンのバイオリン協奏曲を聞いたことに始まる。当時はレコード3枚裏表で一曲が出来上がるようになっていて、一面終るごとに、手回しの蓄音機の針の交換をするやりかっただったが、そのレコードを叔父が持っていたのを借り、何回も掛けて覚えた。
 この協奏曲の導入部のメロディが覚えやすかったせいもあり、後年もピアノ協奏曲よりバイオリン協奏曲にあこがれたものだった。
 そのうちSP盤という小さいサイズのレコードが出回るようになり、美しいメロディの「カパレリア・ルスチカーナ」や「セビリアの理髪師」や、いつの間にか「ケ・セラ・セラ」などのレコードを持参する級友もいた。

 2.ソニーのCD Clubに入会


 その後、ソニーが初めてCDを発売し、やがてCD CLubを発会させると入会して会員になり、最初に「世界クラシック名曲大全集」というCD30枚の全集を購入した。1987年(昭和36年)のことである。当時小生はオンキョーの大型コンポを買ったばかりで、ソニーの大賀社長がベートーヴェンの第九が一枚のCDに入る大きさにしたといったということが記憶に残っている


 その時購入したCDの主要なものはベートーベンの4大交響楽といわれる「英雄」「運命」「田園」「合唱」、シューベルトの「未完成交響楽」、ベルリオーズの「幻想交響楽」、チャイコフスキーの「悲愴交響楽」、ドボルザークの交響楽「新世界より」、ヴィヴァルディのヴァイオリン協奏曲「四季」、ベートーヴェンのヴァイオリン協奏曲、ベートーヴェンピアノ協奏曲「皇帝」、メンデルスゾーンヴァイオリン協奏曲、チャイコフスキーヴァイオリン協奏曲などが挙げられる。

 その中でもベートーヴェンの「田園」「運命」やヴィヴァルデイの「四季」などは好きな曲だった。昔聴いていたメンデルスゾーンのヴァイオリン協奏曲は、チャイコフスキーのヴァイオリン協奏曲と同じCD面になっていた。

下の写真は収納箱。後から追加したクラシック曲も含まれているので、枚数は30枚より多くなってい






その下はメンデルスゾーンとチャイコフスキーのヴァイオリン協奏曲のCDが入っているケースで、アイザックスターンのヴァイオリン、小澤征爾指揮、ボストン交響楽団の演奏である


 3、1988年7月ホームミュージック大全集を購入する。

 翌年、SONY FAMILY CLUBから20枚組のホームミュージック大全集が発売された。曲目は20枚に分かれているが、それがまたいくつかの小品に分かれており、例えば(1)の森の水車には「ベートーヴェンのトルコマーチ」が入っているとか。(2)のペルシャの市場にてにはイヴァノヴィッチの「ドナウ川のさざ波」が入っているとか。(3)のマドンナの宝石にはチャイコフスキーの「アンダンテ・カンタービレ」が入っているとかで曲目だけ見たのでは見過ごしてしまうようになっていた。
 しかしこの全集には以前から良く知っているクラシックの小品ばかりであり、クラシックの交響楽などのように正面から対峙して聴くのではなく気軽に音楽を楽しめるので、く聞いていたと思う。














 左下写真は CLASSICAL MUSIC HOME MUSIC ホームミュージック大全集解説書の表紙 中央下はホームミュージック大全集曲目リスト、右下は専用書架と全集。














 
、CDクラブマガジンによる音楽の定期便誕生
 
1991年12月からSONYでは 毎月(A)クラシックコース  (B)ポップ/ロックコース  (C)グッドミュージックコース
  D)ジャズ/フュージョンコース (E)歌謡・ポップスコースの5つのコースから好きなコースを選び、好きなコースの推薦盤を毎月  送るが不要の場合は連絡すれば送らない。他のcourseで欲しいものがあれば購入できるという事に変更した。
  それによって毎月欲しいものだけを購入することになったが、時々は映画音楽集などの全集物なども買っていた。                      





















 この制度はその後のCDの退潮と共に20年後の2011年に廃止され、自分も購入を止めていたが、調べてみたら約300枚のCDが手元にあった。現在のCD再生装置は2013年に購入した小型で書斎に置けるオンキョウのセンターユニットとスピーカシステムだが、今でも暇を見つけて聞いている。

 上の写真は小生の書斎だが、パソコン関係と蛍光灯の両サイドのオンキョウのユニットと蛍光灯の下にあるスキャン装置以外はCDのケースで埋まっている。        
 5、ジェットストリームオーディオ購入

                                        昨年(2022年)10月にユーキャンの広告を見た時に、ジェットストリームの実際の演奏を聞いてみたい、久し振りに今まで知らなかった音楽を聴いてみたいと思ったことが購入する動機だったのかもしれないが、家内も聞いてみたいということだったので、早速申し込んだ。オーディオは内部に4台のフルレンジスピーカー と底面にはサブウーハーを搭載し360度に響き渡るというのも気に入ったところである。


 このスピーカでは内蔵100曲の外に、普通のCD,やblutoothやUSBメモリーにも接続できるが、CDの場合は音質が良く、今迄のオンキョウのスピーカーより音響が良く、就寝時のミュージックなどには聞きやすい音楽が流れてくるので、最近はオンキョウではなく、aiwaのジェットストリームオーディオで聞くことが多くなってきた。また民放AMラジオはワイドFMで流れてくるので、民放AMラジオもFM放送で、はっきりと聞けることが判り、このオーデオの優位性が判ってきた。そのため、オンキョウのスピーカーが故障した場合の後継機種をどうしようかと考えていた不安が解消されたのも大きい。

 左側の写真はジェットストリームオーデオで、上の写真のパソコンの右端にあるものと同じ大きさである。

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(以下次号)